日々の生活の中で、私たちは気づかぬうちに多くのものを背負っています。
仕事のプレッシャー、人間関係の摩擦、家事や育児の忙しさ。
それらはまるで部屋の隅に溜まったホコリのように、心の奥に積もっていきます。
そんなときこそ「お掃除」は、心のリセットボタンを押してくれる大切な習慣です。
1. 身の回りを整えると、心も整う
部屋が散らかっていると、目から入る情報が多すぎて、脳が休まる時間を失います。
「片づけたいけど時間がない」「やろうと思っても腰が重い」
そう思っている間に、心はさらに疲れてしまうのです。
逆に、机の上を拭いて不要な書類を処分するだけでも、頭の中のもやもやがすっと軽くなる瞬間があります。
2. 手を動かすことで感情が流れる
掃除機をかけたり、雑巾を絞ったり、食器を洗ったり。
単純な動作の繰り返しは「小さな瞑想」のような効果を持っています。
無心で手を動かす時間は、感情を整理するチャンス。
イライラや不安を手放し、「今ここ」に集中することができるのです。
3. 小さな達成感が自信を取り戻す
部屋が整った瞬間、「やればできる」という小さな自信が芽生えます。
掃除は結果が目に見えるので、自分の行動が確かに前進につながっていると実感できるのです。
その感覚は、他の場面でも「まず一歩やってみよう」という前向きな気持ちを呼び覚まします。
4. 「不要」を手放すと、新しいものが入ってくる
捨てられずに置いているものは、実は心の重荷になっていることが少なくありません。
思い切って処分すると、不思議と気持ちに余白が生まれます。
スペースができた分、新しい出会いやアイデア、良いエネルギーが自然と入ってくるのです。
お掃除は、ただの家事ではなく「心のセルフケア」です。
忙しいときこそ、ほんの5分でいいから身の回りを整えてみてください。
きっと心もふっと軽くなり、リセットされた自分に出会えるはずです。
今日のあなたが少しでも心晴れやかに過ごせますように。
庄野晴美
